個性と向き合ってとことん付き合うということ

 ゆめのきコンサ-ト(6月23日24日)にむけての講師会があった。いつもぎりぎりになってしまう。何とかリトミックのところをつめた。リハ-サルでどうなるか。やってみなければわからないけれど、あれこれ皆さんが突っ込んでくれるのがとてもうれしい。  講師会のあと昼食をとりながらの話題は、本当にいろんな人がいて(大人も子どもも)とどのつまりどんな相手であっても、とことん付き合うしかない、結局のところそれに耐えうる自分を造っていくしかない ということだった。  シュタイナ-の治療教育について書いている山下直樹氏の本にガツンと一発やられた感じ。  

書籍

 きのう松本で購入した写真絵本「いいおかお」文・さえぐさひろこ をリトミックのレッスンでみせたら、どの子もとびっきりの『いいおかお』を見せてくれた。なんて素敵!  今日は「僕はパパを殺すことに決めた」草薙厚子著(講談社)と「生き方の知能指数SQ」ダニエル・ゴ-ルマン著(日本経済新聞出版社)の2冊を購入。自分自身が何を基に生きるのか 考える日々。

感謝

 春から受講している中垣寿彦先生のバランスセラピ-の講座に、きのうの新潟支局月例会に続き行ってきた。高速を走ると車が虫などでずいぶん汚れる。連続ワイパ-でも落ちない汚れでフロントガラスがいっぱいになった。その甲斐あって?うれしいニュ-スである。  次女の中学で念願の中垣先生の講演が決まった。今年私は次女のクラスで教養部に所属した。4月の部会で、教養講座の講師がまだ未定という時、私は2度の中垣先生の講座を受講したところだった。だめもとで学校側と中垣先生の方にお願いしてみた。そうしたら今日の先生の講座に行ったとたん、先生の方から声をかけてくださった。「決まったんですよ。」こんなうれしいことはない。  大人の子どもたちを見る目を変えていくことは容易ではない。実際中垣先生のほかにバランスセラピ-、ストレスケアのカウンセリングができる先生は県で2人しかいないからだ。だからこそ今回先生が次女の中学に来てくださることが、大きな一歩だと思うのだ。  今日の講座から・・・。「やる気 意欲はド-パミンの分泌によってA10という脳の神経が活発に働くことで初めてわいてくる。このド-パミンはたのしい とかうれしい いいなあ きれいだなあと思う といったプラス感情の時分泌される」  だから子どもの前に立つ人(親も教師も)は子どものプラス感情を起こす場(環境、授業・・)を提供していかなければならない ということになる。子どもの無感動無表情は環境がそうしていることにまだ気づけない大人だらけ、これが現実。  でも中垣先生の講演が決まったことにとにかく感謝です。

六月突入

 先日人に言われたこと。人に厳しすぎる。相手をまず受け入れられなかったら、何も始まらないということ。  ショックだった。分かっていたから、松本の心理カウンセラ-講座を受け始めたところだった。待つ、聴く、受け止める・・・リトミックをやりながらお母さん方にいつも話すことだったから、私自身がそれをしていないことをズバッっと言われて返すことばがなかった。その通りなんだけど、やっぱりきつかったなあ。  今日は新潟支局の月例会に勉強に行ってきます。小見支局長からの温かいファックスがうれしかった。7時には家をでよう。目標10時着。9時半からの開始にはちょっと自信がないので。

東京支局豊洲会場月例会

 19年度月例会がスタ-トした。今年度から東京はなんと4会場!早速豊洲新会場めざして行ってきた。しかし!・・・・ララポ-トの中のどこにリトミックの会場があるのかさっぱりわからず。センタ-コ-トってどこからどこまで?やっとの思いでたどりついたら、すでに森先生のティ-チングが始まっていた。(余裕もって行かず申し訳アリマセンでした。)  森先生の講義は本当に的確で、無駄がなく、かつユ-モアありでため息が出た。受講生は幸せである。自分にてらしてみると、足りないものだらけ。それでも13日の長野月例は目前。森先生のティ-チングから学んだところを自分なりに消化するしかない。  リズムの杉本先生からは少ない指示(あるいはピアノの音だけで)どれだけ動けるのかをまざまざみせていただいた。自分の日頃のリトミックはことばのなんと多いことか!受講生も初めてではないような、軽やかな動きと和やかな雰囲気で、これが学級作りかなのか とまたため息。  雨の東京 収穫は大。さあ私の19年度スタ-ト。

CD

 3月に行われた娘たちの送別音楽会のCDが届いた。早速聴く。月並な言い方だけれど、中学生の合唱のすばらしさに心が動いた。長女も久しぶりにあの時のクラスメイトにメ-ルしていた。みな目先のひとつひとつをやることに精一杯で、ほんの少し前の中学生だった日々は、遥かかなたにいってしまったようだ。部活と勉強の両立にみんな必死であることを知って、長女も眠気と戦いながら、課題に取り組んでいた。  先を見通しながら生きていくことは大切かもしれない。でも、今やらなければならないたくさんのことを前に必死でそれに向かっていく そういう連続もまた大きな力になっていくだろうと、自分を省みながら思い、長女やその友だちにひそかにエ-ルを送った。  

表現のいろいろ

 29日、四谷で音と身体表現の公演を堪能した。木村俊介氏のさまざまな試みにただ驚くばかり。ますます思うのはジャンルって何なのだろうということ。勿論ひとつのことをつきつめた人たちが集まってやっているのだから説得力があって当たり前なのかもしれないけれど、先日T先生が「何にも言わなくても分かる そういう人ってやっぱりいるんだ」ということに重なった。言ってみれば『即興』・・。  今日はおぶせミュ-ジアムで兄が企画したア-ト展に行った。以前行ったことのある建物がまったく別のものになっていて驚く。壁に貼られた文章に兄のこれまでの歴史(といったら大げさだけれど)を見る思いだった。若いたくさんのア-ティストの’まさに今’に立ち会う そんなことを改めて思った。  皆それぞれが自分を表現し、生きている。ただそれだけ。出会う人との即興ができたらどんなにすばらしいだろう。でもなんだか、やれそうな気持ちになるくらいエネルギ-がわいてくる。  

初心の会で

 日曜日川田先生のお宅に出かけた。2月3月といかれなかったので、久しぶりだった。安曇野哲学会の水谷先生のご講演されたものを最初に読み合わせた。  読み合わせしながら、私たちが使わないことばの言い回し、漢字がたくさんあり、改めて哲学や宗教に関する書物が教育現場から抜け落ちていることを実感した。私が新卒のころあった職員研修、職員厚生という場は今はあったとしても形骸化しているらしい。 子どもとの毎日に行き詰まり途方にくれる自分になくてはならない場であったのに、なぜなくなってしまうのか?そしてどうして親との間に大きな溝があるのにほっておくのか。大人たちの意識改革はだれが声を大にしたらできるのか。たくさんのなぜに立ちすくむ思いだった。  川田先生は理想は夢物語ではない、実現するための目標であると力強くおっしゃった。70歳代後半とは思えないエネルギッシュな一言一言に、毎日打ちのめされへとへとになっていた先生方が、きっと力をもらっていたに違いない。目の前の子どもたちと勝負していくしかない それは私も同じこと。子どもたちが輝くのを見たいだけである。    信州教育に一生をささげた木村先生の日記がこの日私の心にずしんと響いた。 『真実に実在を愛する人にとっては 自己の死はなんでもない 大きな交響曲の一音が 私の一生であろう 発すべき時に発すべき音を発した時 そして消えた時 それで一切はいい』(木村先生42歳の日記)

18年度最後の月例会で

 思うように伝えられないことだらけで一年間が終わった・・・。初級の皆さんの生の声をはじめて聴いた。もっと早くたくさん聴けばよかった。時間はあらゆるところにあるはずだったのに。一度しかない出会いをもっともっと大切にしたい、そう思った。19年度新しく出会うみなさんに精一杯反省を生かそうと思う。ありきたりのことばでしか言い表せないけど。最後の反省会まで濃厚だった。皆さん一年間ありがとうございました。

保育園リトミック

 S保育園の月2回の時間内リトミックが始まりました。子どもたちのきらきらした瞳とあふれるエネルギ-の中、年少さん年中さん年長さんの3クラスのリトミックはあっという間に時間が過ぎた感じでした。  園長先生をはじめとする先生方も一緒になって、参加してくださり感謝の気持ちでいっぱいです。さらに定期的に先生方との懇談の機会ももてるということ。こういう恵まれた環境でできるのですから、私としても精一杯取り組んでいきたいです。  昨年この園の年中児を担任していたA先生は一年間初級を受講し、受講したことをご自身でくふうしてクラスでやってきたそうです。この春年長になったその子どもたちは、あきらかに反応がまったく初めての子たちとは違っていました。子どもたちの集中力と表現力に驚きました。一歩一歩ですが、A先生のような先生方がほかの園や小学校、中学校でも出てきてくださることを心から願っています。  15日は一年間のまとめの月例会。たくさんの受講生が進級すること祈るのみです。「目先の結果ではなく、我慢して経過した時間の成果は絶対現れる」このことを私も含め、皆で信じてやっていきたい・・・そう思う今日この頃。