成熟

 「成熟した大人」というテ-マの おつきゆきえさんの絵本の会に出席した。時間を忘れて、おつきさんの発することばの一言一言をかみしめた。絵本を見ながら聞きながら、馬鹿笑いし、そして涙ぐむ。そういう自分が好きだ。理屈ではない。感じること。
 おつきさんが おっしゃった中で「せっかくの一度きりの私のライブなのに、下を向いてメモを取る先生、居眠りをする先生の感覚はどうなんだろうとおもいますよ。クラスの子どもたちまで埴輪状態。かわいそうというか・・・。」
 以前数学者の秋山先生の公演を居眠りしていて 聞いてなかったクラスメイトに激怒したうちの子たちの発言にも重なった。
 真に成熟した大人はタイムリ-な瞬間を逃さないだけなんだろう。しかも自然に。
 今日も茨木のり子さんの詩が登場した。この頃また新しい詩集を買って読んでいた私にとってまた大げさに言えば運命的であった。