八月始めに行われた長野びんずる祭り。長女のクラスはクラス全員で参加することを決めてから、自分たちで少しずつ分担しながら準備していった。未成年者の夜の祭り参加ということで、親も係を決めてお手伝いすることが毎年の恒例となっている。
私はこどもたちから頼まれたことと、子どもの計画の中で付け足すことがあればチョコッと口を挟むくらいで、後は子どもたちに任せておいた。
当日の祭りが19:00から始まり、15分踊って5分やすみそのあと、35分踊って10分休みを3セット。踊りだけを単純に足したら2時間ほぼ踊り通す祭りである。最初の15分は楽勝。その後の踊りからやけにテンションが上がり始めた。これまで予定されていなかったジャンプが踊りに加わり声も張り上げっぱなし。クラス全体がまるで巨大な塊のように動きだしたのである。周りのクラスは疲れたからと歩いたり、おしゃべりに花が咲いているのに、この子たちは何?なんではじける笑顔で踊りつづけるの?あきれているうちに、一緒に参加している親たちもまたヒ-トアップ。最後のカウントダウンの後の「ヤッタ-!」の声 声 声。この感動 うまく伝えられず残念・・・。
中学生たちが間違いなく自分等の力で成し得た祭りだと思う。
しかも、次の朝5時半集合の朝掃除も、電車の始発が動いていないにもかかわらず、20人ほどが集まったとか。私は都合でいかれなかったのだが、何に対しても一生懸命マジメに取り組んでる姿に、実は結構感動したのである。
とかく親は「こうしなさい」「それはだめ」「言うとおりにしてればいいの」のようなことばで中学生をがんじがらめにしている。でも彼等はちゃんと意思を持って判断をしながらちょっとは寄り道して、でも自分らしく歩いている。大人はもっと中学生と対等に対するべきだと私は思う。
中3の彼等がやけにカッコよかった。自分の体力不足にはがっかりしたが、気持ちのよい風がふきぬけたような気分になれた。親の係をやることができて本当によかった。