見たことのない岩手の山々が目の前にせまってくる。昔話なのになんだかどきどきしてきて、風景の中に自分がこっそり隠れているような気持ちで聞いた。
宮沢賢治の詩も、童話も透き通った風が通り過ぎていくようだった。賢治の体験から語ることば、体験を表現することば、すべてが、今の私につながってくる。律子さんの自然な方言が読んだだけでは分からなかったぬくもりを伝えてくれた。私の全身が、聞くことにどっぷりつかった。ただただ心地よい時間だった。
見たことのない岩手の山々が目の前にせまってくる。昔話なのになんだかどきどきしてきて、風景の中に自分がこっそり隠れているような気持ちで聞いた。
宮沢賢治の詩も、童話も透き通った風が通り過ぎていくようだった。賢治の体験から語ることば、体験を表現することば、すべてが、今の私につながってくる。律子さんの自然な方言が読んだだけでは分からなかったぬくもりを伝えてくれた。私の全身が、聞くことにどっぷりつかった。ただただ心地よい時間だった。