長野市民新聞/2月7日掲載記事
リズム感や音階、全身で体得「リトミック広めよう」
リズム感や音階などを全身で体得し、表現力を身につける教育法「リトミック」を長野に広めようと、NPO法人(特定非営利活動法人)「リトミック研究センター」長野支局(本部・東京都渋谷区)が5月にできる運びになった。関係者は、一般的なリズム体操でない手法を大勢の人に知ってほしいと、11日に本部講師を招いて、講習会を計画し、参加や見学を呼びかけている。
5月にも長野に拠点 NPO法人支局を開設
これは、全国で33番目の支局で、支部の専任講師が基礎から実践法まで指導する講習会を市内で毎月一回受けることができ、指導者資格の認定が可能だという。
リトミックは、手遊びや歌、ピアノに合わせてスキップを踏んで動き回ったり、動物の動作をまねるなど、指導者の出すテーマに従い、感じたままに身体を動かして表現するもの。最近では、保育園や音楽教室の他、お年寄りの運動としても取り入れられているという。
今回の動きは、市内の元幼稚園教諭や中学校の音楽教師として音楽に携わった主婦が、同会の活動に賛同し一昨年末に「埼玉第一支局長野研究室」を立ち上げたのがきっかけ。2、3か月に一回、埼玉支局の指導者を迎え、講習会を開いてきた。回を重ねるごとに、リズム感が身に付き、楽しみにする子供もあるという。
本部で学びながら支局設立にかかわる北島由美さん(42)は「理屈でなく心と体で音に親しむリトミックは、リズム感のほか、生活の中での感受性や表現力を豊かにさせる要素がたくさんある。親子で感じてほしい」と話す。
11日は、緑町のふれあい福祉センター5階ホールが会場。午前10時からは指導者、午後1時からは3ー5歳児、午後2時15分からは小学生が対象。大人3000円、子供が1500円。見学は自由。