国語

 藤原正彦氏の「祖国とは国語」(新潮文庫)を読んでまさにそうだ!と思い、教育の質というものをまた考えさせられた。
 高次の情緒は教育で培われる というところその通りだなあと思う。色々言っていてもうまく伝わらない。どうか皆さん この本読んでみてください。
 今日レッスンに来たYちゃんとお母さん、うちの本棚から毎回本を借りていく。(絵本から大人向けまで自分で言うのもなんだがこの本棚は品揃えは豊富である)-実はこの本棚 近くに住む友人Sちゃんが子どもをレッスンに通わせながら「絵本から難しい本までこんなに本あるんだから本棚つくってレッスン待ちの子に読んでて貰ったらいいのに」のひとことで始まった。-
 で、Yちゃん親子、今日のレッスンの時「先生 この本よかったです。少しずつ読んであげたんだけれど最後Yも私も泣いてしまって・・・」本を読みながら泣く ああいいなあ。Yちゃんきっとこれからもたくさんの感動する本に出会っていくだろうな。なんて思った。来週お祭りでレッスンお休みなので Yちゃんはまた3冊かりていった。
 国語の教科書で名著が取り上げられないのは 漢字が到達年次に達しないものや文語への抵抗があるからだとか。だれが決めたか知らないけれど 確かにこどもたち 名作を知らない。というより読書をしない。
 世の中のお父さんお母さん 本読んでますか?子ども達に本勧めていますか?レッスンが終わっても帰ろうとせずにうちの本棚の本読んでいく子ども達見てると、今の子は読書が嫌いって言うのは嘘だと思います。環境でしょ 全部。なんだか子ども達にゴメンナサイだ。情けない。