S保育園のリトミックで、年長さんがどんどん難しい課題に挑戦していく。なかなかできないだろうと思っていると、担任の先生が、たくさんやってくださったり、また家でも練習してくる子がいたりで、急にステップアップして行く。驚きである。今まさに知的好奇心も旺盛で、「難しいから、まだできなくてもいいよ」などと言おうものなら、「もう一回やる!」と意気込んでくる。
今日、詩を読んだ。「これから詩を読みます。」そういったら「し ってなあに。」「死ぬこと?」「聞いたことない」口々に聞いてくる。「詩は始めてなんだね。じゃあきょうきいてみて、すぐ分からなくてもいいから ああ詩ってこんなかんじかあ。ってだんだん分かっていったらいいので、とにかくきいてみてね」と答えた。
詩がなに、とかどういうものであるかは、聞いてしまったらもう関係ない。詩の中にもうこどもたちは入り込んでしまうからだ。もうすぐ1年生のあの子たちから、リトミックを通してとんでもない発見や感動を私がもらっている。