国際大会3

8月13日(金)   レッスン1 Prof.シルビアによる即興  「カ-ドを使ってゲ-ムのように即興しましょう」 との一言に・・? 取り出したカ-ドは何かと思ったら 動物のカ-ドだった。ピンクの帽子をかぶったおうむ 農夫の格好の像 ピエロのようなさる・・・・・引いたカ-ドにタイトルをつけて即興しましょう というのだ。はじめは面食らったが 一人一人がカ-ドを引いた瞬間のなんともいえない奇声と その後考え込んでからつけるタイトルが楽しく またそれぞれが 違ったイメ-ジで弾くので楽しくなってしまった。自分のが終わっても もう一回やりたくなってしまった。Prof.シルビアは一人一人のよさのアドバイスがとても上手なのである。ルズムパタ-ンを提示しながらの即興でも 緊張したり スム-ズにいかない生徒に対する接し方を示してくれた。われわれ自身が生徒になって初めてわかることも多い。先生が少しのことを取り上げてほめてくれたとき 言いようもないうれしさを感じるからだ。  レッスン2 Dr.マテュ-のソルフェ-ジュ  今回私はDr.マテュ-のクラスが3回目である。

国際大会2

8月12日(木)  レッスン1 Dr.マルタによる即興  子どもたちに即興を教えるとき 和声の基本と自由な即興 両方を用いることが大切。どちらかだけだとつまらなくなってしまう。自由な即興として黒鍵を使った課題から始まった。子どもの即興に対して教師がどうサポ-トしていくかを 生徒役のわれわれに細かく説明してくださる。その決め細やかさは驚くばかり。「自由」という課題の難しさ そして私自身の固さをいやというほど知る。  レッスン2 Dr.スティファン・ム-アのリトミック  「もっとドラマティックに!」フレ-ズを体で表現していくときに彼はいい続けた。日本人は苦手である。見回すところ みなかなり情緒的で ドラマティックに見えるのに、もっと! まだ! の声がかかる。私自身 なかなか集中できない。自分の中の何がブレ-キをかけるのか、 思うように体が開いていかない。ボ-ルを使って 長いフレ-ズを感じていく。私自身の苦手に面と向かうことがこんなに苦痛であるとおもわなかった。力の持続・継続。へとへとになる。 最後に4人組でフレ-ズを意識して表現していく課題は ようやく自分の動きを見つけられそうな気がした。長いフレ-ズの緊張感を表現するのに用いたアメリカサイズのビッグなストッキングにも驚かされた。先生方はあらゆる素材を教材にしていく天才である。  レッスン3 Dr.ルイ-ズ・マテュ-のソルフェ-ジュ  どんな人数の受講生がいても 一瞬にして よりよいグルーピングをし課題を示すことができるのは 頭でわかっていてもやはりすごいことだと思う。同時に引用する曲がいかにバリエ-ションにとみ 楽しくかかわれるか・・。でもやっぱりジャックダルクロ-ズは偉大だ。こんなソルフェ-ジュが日々の学校で行われれば、子どもたちは限りなく伸びていくと思うのに・・。 2:3の練習とヴェ-ト-ヴェンのカノンを使った音階練習をした。円をつくって ゲ-ム的視覚的面白さを体験する。長いと思うレッスンがいつもなぜかあっという間に終わってしまう。  ワ-クショップ Dr.ジャン・マルク・アッシュマン  もともと建築家であった彼のワ-クショップは それ自体がエネルギ-の塊である。最初5枚の顔の写真を取り出し、それぞれから違ったエネルギ-を受け取り、そのどれかを 歩くことで表現する という課題。顔はピカソ イ-スタ-島の巨大遺跡 どこかクレイジ-な若者の顔 エジプトの兵士の石像 そして抽象的なロボットのようなもの と まったくジャンルも素材も違うものである。周りの受講生の感性の鋭さに驚いた。なぜあんな的確な歩きができるのだろう。そして何十人もいる中からDr.は飛び抜けている歩きをすぐピックアップする。そしてそれをみんなで表現してみる。他に手を使わないで顔と体で相手を威嚇してみたり 輪 がモチ-フになっている写真を表現したり 最後は輪を組み立てて次々とマシ-ンをの部分を作っていくことにも挑戦した。オスティナ-トの動きが重なっていくのである。エネルギ-の消費がものすごくて 最後まで課題に正面から向かえなかった自分がいた。先生はじめ周りのパワ-に圧倒されっぱなしだったのである。5時を15分ほど超えてようやく一日が終わった。なぜこんなに疲れてしまうのだろう。  

国際大会参加

 8月11日から14日まで新百合ヶ丘 昭和音楽芸術学院で行われた ダルクロ-ズ リトミック国際大会の様子をこれから少しずつ書いていきたい。とにかく夢のような毎日で、世界各国のリトミック指導者がいかに魅力的で個性的かを はっきり実感できた。  リトミックが教育学部-つまり4年制大学で必修になっていないのはなぜなのか。私はなんでもっと早くリトミックに出会わなかったのだろう。でもきっと今からでも遅くない そう信じて勉強するのみ!今週末のリトミック研修センタ-夏合宿への意欲もわいてくる。  8月11日(水)  レッスン1 カナダ Dr.ルイ-ズ・マテュ-による即興 隣にいた韓国からの受講生は英語が少しかわからない と 不安げに話しかけてきた。 ほかにオ-ストラリアからたった一人で受講している子も。授業はもちろん英語で。 通訳の中村拓志氏の説明付きの訳はすばらしい。私も隣の彼女にできるかぎりの説明を し続けた。英語が通じるかとかではなく、ニュアンスをどう伝えるか なのだ。 気持ちは最初がちがちだったのだけど さすが世界のリトミック指導者!体をほぐすことから始まり 鍵盤上の即興まで あっと今の1時間が過ぎた。  レッスン2 アメリカ Dr.マルタ・サンチェスのリトミック Dr.マルタはいいったい何歳!?見た目からは想像できない軽やかさである。ここで学んだこと。5拍子をたくさんやりなさい。大人が考えているよりずっと子どもは5拍子がスキ。だって指は片手5本でしょう? そう 難しいとか面倒と決め付けるのは大人にほかならない。1.2.3.4.5と変わっていくビ-ト練習を繰り返しやった。  レッスン3 日本 馬渕明彦教授のソルフェ-ジュ 「なんで日本人なの?そう思っているみなさん ごめんなさい。」正直そう思った。ソルフェ-ジュは好きになれないのだけれど、ダルククロ-ズのソルフェ-ジュはすごいと思う。とても機能的というか 合理的で楽しい。ドレミファソラジドのエクササイズをいろいろやった。日本語でじゅぎょうをうけられたのは 気が楽だけれど、初日3つ目のレッスンで疲れ気味。驚くほどの情報を処理できないまま初日のレッスンがおわった。              

日本聾話学校訪問_2

昨日からの雨が残り、肌寒い朝を迎えました。長野育ちの私は目指す場所が 新宿からどれくらい遠いのか、まったくわからず、自分ではかなりの余裕を持って 到着のはず・・・。が時計はすでに8:25!「8:30からの礼拝からぜひおいでください。 われわれの一日の喝を入れる場ですから」とおっしゃる川田先生にゆっくりご挨拶 するまもなく礼拝へ。