第五回のリトミック月例会が終わりました。うれしいことがたくさんありました。初級のティ-チングを終えて受講生のお一人が、「今までリトミックを取り入れた授業の指導案を考えようとすると、リズムとかメロディ-とか音楽的なところばかり気にしていたのですが、今日講義を受けていてもしかしたら生活全部って言うか、そういうことから発想するみたいな感じに思えてきて、ぐ-っと広がったんですけどいいのでしょうか?」との質問を受けました。正直うれしかったです。
人間が五感や筋肉を使って経験するすべてのことからリトミックは始まり、さまざまな枝に広がっていきます。そのことを感じ取ってくださったこと 感謝です。
秋のにおい、空気の色、風の音、さまざまな気配・・・それを受け取り、感じる身体があって始めてのびのびとした表現につながります。子どもたちに豊かな体験をしてもらいたい、そしてそれを自分らしく表現して欲しい、リトミックはそういう人間に育っていって欲しいがための人間教育だと思っています。
それから、幼稚園でリトミックの研究授業をしたいとおもっているS先生、今の仕事をやめてもいいから、リトミックを頑張ってやりなさいといってくださったTさんのだんなさんのこと、自分に少し自信がもてるようになったT先生などなど たくさんの受講生が声をかけてくれました。本当に心からうれしいです。
「リトミックっていいですね」 そう思って子どもたちに接してくれる人が少しずつふえている実感を持ちました。私自身 次へのエネルギ-をもらった気がしました。