明後日卒業式のこの時期、恒例の娘たちの中学の音楽会が行われた。各クラスの合唱と有志の演奏からなる。今年は創立60周年記念としてそこにショパンコンク-ル4位の同窓生 山本貴志さんの演奏が加わった。
長女のクラスの演奏に本当に感動した。よくここまで歌い上げたと。曲は大江健三郎の詩による「新しい人へ」。子どもたちの歌声に、信じられる大人になりたい と強く思った。歌詞をきっとクラスのなかで考え歌いこんできたのだろう。柔らかな身体とハ-モニ-の美しさにあのクラスの3年間が見えてくるようだった。感動をありがとう。
山本さんのピアノはきっとこれからまたどんどん成長を遂げていくことだろう。ト-クの中に彼の実直さ勤勉さがあふれていた。謙虚な人間でい続けることは、なかなか難しい。まっすぐ作曲者に向かい曲に向かい続けているだろう日々を心から応援したくなった。繊細なピアニシモの音色が強いパッセ-ジより心に語りかけるようだった。午前からの音楽会が あっという間に終わってしまった。
明後日は長女の中学卒業式。