独立した美容師さん

 独立した美容師さんに無理を言ってカットとカラーをしていただいた。彼女が言った。「今までたくさんの人に、いろんなことやってもらっていたこと実感するんです。」と。例えばシャンプーしているときにカラー剤の調合をする人、仕上がるときにラップを用意しておいてくれる人、早めにきた人にシャンプーしてる人、ドライヤーかけてくれる人、‥。どこも自分はもちろんできるけれど、複数の人がまわりをみながら、すっと流れるように仕事をこなしている場所から一人になると、全部自分がしなくちゃいけない。だからどんなにがんばっても、一日5人が限度ですと。だから、よく考えて動かないと無駄が多くなってしまう。そしてなにより初心を思い起こすということ。
 私も今年一人で園リトミックをする日が何日かあり、同じ気持ちを持った。アシストしてくれているのに慣れてしまっている自分がいて、同時にアシストしてくれている人が、いかに多くの事を子どもを見ながらしてくれているかを今更ながら気づく。だからこそ、一人の時の自分の行動や言葉かけをどうすべきかをつきつけられる。今にあぐらをかかない。いろんな場面を想定して、子どもたちにむかう。あたりまえのことを、今週は特に強く思った。そして私が一人でできる限界はやはり20人くらいだなあ、と思うこのごろ。