この時期 ステップ2から3への進級に迷われるお母さんが多い。幼稚園保育園に入って環境が変わることに対する不安と、今まで午前中のレッスンが、午後になり体力的にも続かないのではと心配したり、理由はいろいろだ。
だから4月は、北長野教室では準備期間ということで20年度のスタ-トは5月連休からということにしている。また、年中さん年長さんになると、ピアノを習いたいという子(親の願い)もあって、なかなかすんなり進級に至らない。
ピアノに触らせたい、触りたいということに異を唱えることはしないが、リトミックはどうかつづけてください と声を大にして言いたい。継続していることがどれだけの力になっているか、途中で中断してしまうことがどんなにもったいないか。
もちろん最終的に決定するのはお父さんお母さんである。だから決められたことには分かりましたというしかない。でも千葉で10年リトミックを続けた子どもの発表を見た時、長野でも「リトミックを続けてよかった」と、自分の口からいえる子どもが育って欲しいと心から思った。
リトミックは音楽の英才教育ではない。でも人間が人間として社会の中で生きていく力をつけるための基盤となることだと信じている。
『一人でも多くの子どもたちにリトミックを』 そのためにはお父さんお母さんにリトミックを理解していただかなければならない。私自身が親御さんから何でも話していただける人間であるか いつも問い直していなければ・・と思う。